1991FXSTC 納車整備 #2

 

1991年式FXSTC・ソフテイルカスタムの納車整備、続きです。
前回はオイル交換、インテークのシール交換などダイジェストでお伝えしました。

今回は足回りの整備です。

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既にホイールが外れておりますが、まずはリアから。

 

全く距離を走っていない車両なので、グリスも汚れていません。

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汚れていないとはいえ、経年劣化でだいぶ固化しています。
古いグリスを洗浄してベアリングレースの状態、エンドプレイのチェック。

 

この年代特有なのでしょうか?クリアランスが不足していたので要調整です。

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クリアランスを決めているセンターカラーを切削…

 

専用のスペーサーを組んでシム調整。

1991FXSTC9

シムだけ入れるとベアリングに接触してしまうので、スペーサーは段付き形状になってます。

 

規定値にセット。

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元に戻します。その他、関連する部分もチェックしております。

 

次はフロント。

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ホイール外して、

 

こちらも分解・洗浄・点検。

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エンドプレイ調整、OK。

 

フォークオイル交換。

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フォークのアウターチューブは中途半端にポリッシュされていたので、サッと磨き直しました。

 

古い車両はだいたいダメなネックのベアリング。

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アウターレース上側、

 

アウターレース下側。

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使えなくもない状態でしたが、頻繁に分解する場所ではないので新品に交換しておきます。

 

レース形状が現行と微妙に違うようで、特殊工具を1セットダメにしました。
新しい特殊工具を買って再チャレンジ…無事に取り外し完了。

1991FXSTC16

で、新しいレースを特殊工具で圧入。

 

下側のベアリングはステムシャフトに圧入されています。

1991FXSTC17

ローラーをバラし、インナーレースを特殊工具で取り外し。

 

専用のツールで確実にグリスアップしてベアリングを圧入。

1991FXSTC18

そして組み直し。滑らかに動くフロントエンドになりました。

写真が有りませんが、前後ブレーキフルード交換を済ませ、現在車検待ちです。
この時期、陸事が大変込み合っていますが、3月中にナンバーとれるかな?

 

 

 

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