ツインカム エキゾーストスタッド修理

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業者様よりご依頼頂いたTC88エキゾーストスタッドボルトの折損修理をご紹介します。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理1

折れたボルトを抜く工具でエキストラクターという物があります。
ボルトに下穴を開け、テーパーの逆ネジのような物を食い込ませて抜くのですが、スタッドの抜き取りを試みたところ、そのエキストラクターも折れてしまったという困難な状況です。

 

なぜ困難かといえば、エキストラクターがかなり硬い鋼材でできているためです。

鉄には種類があり、ボルトも身の回りにある鉄製品より硬く強度の高い材質で出来ています。
そのボルトに本体を食い込ませて抜くので、当然エキストラクターはボルト以上の硬度が必要となるわけです。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理2

とりあえずJIMS製のガイドを使いドリルで折れたスタッドボルトを削り取ろうと試みましたが、エキストラクターが硬すぎるため、付属のドリルは10秒で先端が潰れてしまいました…😰

 

一般的な素材のドリルでは「刃」が立たないため、1本1万円近い特殊な素材と形状のドリルを取り寄せ、2本使ってどうにかスタッドボルトとエキストラクターを削り取りました。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理3

上手く芯が出ればヘッドのねじ山は再利用できるのですが、もともとエキストラクターの芯が出ていなかったため、ドリルの歯が逃げてねじ山にもダメージが及んでしまいました。

 

タイムサートという補修材を打ち込んでねじ山を再生します。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理4

専用サイズのドリルで元の穴より一回り大きい下穴を開ける必要がありますが、今回は位置決めが重要となります。
適切な位置に垂直に下穴を掘れるよう、JIMSのガイドを加工してガイドを作りました。

 

では下穴を掘ります。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理5

元のボルト穴は変形して芯が出ていませんが、製作したガイドのお陰で変な方向に引っ張られることなく切削出来ます。
穴を掘ること自体より、こういったガイドの製作などの下準備に時間が掛かるんですよねぇ…😅

 

タイムサートを入れて、

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理6

 

新しいスタッドをセットして補修完了です。

ツインカム TC88 エキゾーストスタッド 折損 修理7

フランジも問題なく通ります。

 

ボルトが折れるトラブルは稀に起こりますが、疲労で折れたのか、固着で頭が捩じ切れたのかで状況が全く異なります。
後者の場合は素材の強度を超えるトルクでも緩まなかった結果ですから、エキストラクター等のトルク伝達では緩まないことがほとんどです。

DIYが好きな方も多いと思いますが、明らかに固着で緩まない場合は無理にトルクを掛けず、また万が一固着したボルトを折ってしまった場合は一度ご相談下さい。

この度はご依頼ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。

 

 

 

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