クランクケース クラック修理

 

クランクケースのクラック修理です。

1956KHK クランクケースクラック修理1

こちら、1956年式KHKのクランクケース。
プライマリーチェーンテンショナーのマウント部、上下ともにクラックが。

 

かなり深いクラックでしたが、進行した部分は全て削り取りました。

1956KHK クランクケースクラック修理2

そして溶接肉盛り。

 

普段目に付かない部分なので、特に見た目は拘らずに仕上げ。

1956KHK クランクケースクラック修理3

純正とほぼ同じように見えますが、以前よりは耐久性のある形状になってます。

 

次、1979年式FLHのクランクケース。

1979FLH クランクケースクラック修理1

リアエンジンマウント右側。クラックというより欠けですね。

 

こちらも肉盛り。

1979FLH クランクケースクラック修理2

 

そして整形。

1979FLH クランクケースクラック修理3

こちらは多少見た目も気にした仕上げに。この後フライス盤で面出しが必要です。
まぁ最後にブラスト当てれば、溶接修理したようには見えないでしょう。

 

たかだか数枚の写真と共に記事にすると、さほど手間の掛からない作業のようです。

しかし、様々な下準備を含めると作業範囲の割にかなりの時間を要します。
何より替えが効かない物なので、万が一のミスも許されません。かなり気を使います。
見た目の変化は乏しいですが、実はこういった作業の方が難儀だったりします。

まぁ、読んでくれた人にこの気持ちの2%くらい伝わったらラッキーですな。
これが自分の仕事なので、手間が掛かって当たり前、いちいちアピールする物でもないと思ってますが…たまには知ってもらいたい時もあるもんで。
いつも以上に偉そうですみません(テヘペロ

 

 

 

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