1978年式ショベルヘッドの腰下オーバーホール、続きです。前回はクランクケースを分離したところまででした。

ケースを塗装したいので、外せる部品は外しておきます。
専用工具とプレスで左側のクランクベアリングレースを抜き、

2つあるベアリングレースの間に挟まっているリングを抜きます。
ケース右側、カムシャフトを支えているカムベアリングを抜きます。

ローラーを保持しているケージが潰れて、ローラーがガタガタの状態でした。
古い車両では良くあることだと思いますが、タイミングホールのネジ穴がダメになっています。毎度おなじみ、タイムサートで 修復します。

ケースを割らずに金属パテを盛ってあったようですが、フライホイールにパテが付着していました。
ケース内に異物が入ると恐いので、確実に直すなら手間でもケースを割った方が良いように思います。
左右のケースの位置決めをするスタッドボルトが歪んでいたので、新品に交換しました。
ケースの左右がピッタリ位置決めできたところで、シリンダーベース面を面研して整えます。

オイルポンプのベース面もスタッドを抜いて面研。どちらも傷、歪みが有りましたが、だいぶマシになりました。
適度な余白を残しつつマスキングして塗ります。

塗ったらストーブで加熱。ほんとは業務用の乾燥炉が欲しいですが、1機50万円~なので当分ストーブで我慢します…。

塗膜の縮み具合が伝わりますでしょうか? なお今回から従来より強力なリンクル塗料にバージョンアップしました。
ということでしばらく加熱を続け、無事に塗り上がりました。

塗る前に写真撮れば良かったんですが、ケースの合わせ面もばっちり面研してあります。
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