こんにちは3110です。2000年式FXSTS・スプリンガーソフテイルの車検のご依頼を頂きました。
ハンドルの寸法が変更になっているので構造変更となります。社外マフラーも純正に戻さないといけませんね。
定期点検項目のチェックを済ませ、早速純正マフラーに交換です。
騒音規制が厳しくなっているので、純正マフラーをストックしておいた方が無難です。
仮に前回車検に通ったマフラーでも、騒音測定されて基準値をクリアできなければNGとなります。
ステーが割れています。もう少しでヘッドライトが落ちるところでした。
ホームセンターに売っている汎用ステーはお手軽ですが、強度が必要な部分への使用は避けた方が良いということです。
点検中に残念な発見が…。 ネックベアリングレース、
上側:
写真写りが悪いです。レースに入った縦線(ベアリングの跡)が確認できますでしょうか?
下側:
↑これなら分かりやすいと思います。 Kさん風に言うと、『ちーん』の状態です。
レースが窪んでしまってます。 フロントを浮かせてハンドルを動かすと、直進の位置で引っ掛かります。
こうなるとベアリング交換以外に手がありません。
スプリンガーはトリプルツリー単体に分解できず、フォークごと外さないと作業できません。スタンダードモデルより手間が多いです。
無事に新品ベアリングに交換完了です。 取り回しが重い車両はチェックしてみた方が良いかもしれませんね。
構造変更のついでに、ハンドル周りもちょいとメンテナンス&カスタム。
力を掛けるとハンドルの角度が変わってしまうそうです。それもそのはず…
スプリンガーの純正ライザーは、他のモデルより全幅が広いです。普通のハンドルを使用すると立ち上がりのR部分にクランプが被ってしまい、確実に固定できません。
そこでこんなアイテムが登場します。 穴あきトップティー。どこか卑猥な響きがするのは私だけでしょうか?
このトップティーに交換することで、スタンダードモデル用のライザーが取り付け可能になります。
当然クランプ幅も狭くなりますので、現在のハンドルも確実に固定できます。ライザーの選択肢も広がりますね。
ということで、全ての作業が完了し、無事に車検もパス出来ました!
画像が有りませんが、ニュートラルが出づらいとのことで、クラッチ周りの点検もさせて頂きました。
しばらくオイルを換えていなかったそうで、ミッションオイル交換で改善しました。
市内よりお越しのK様、雨の中引き取りありがとうございました。
今後も定期的なメンテナンスで末永く乗ってあげて下さい。またのご来店お待ちしております。
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