ショベルヘッド アルミオイルタンク修理

ショベルヘッドチョッパーのオイルタンクのクラック補修のご依頼を頂きました。
↓の記事の車両の物ですが、新発田在住の方はご存じの車両かも。
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自分世代にはブッ刺さる(?)懐かしのアルミ製バレルオイルタンクですね。

今回のケースはラバーマウントに柔軟性の無い銅管ラインの組み合わせで、振れた際の負荷がフィッティングの根元に集中してしまったのが原因でしょう。

・クラック箇所を確認する

フィッティング周辺以外も怪しいので一緒に探傷剤を塗ってしばらく置いておきます。

浸透性が高い液体なので目視出来ないクラックにも浸透します。

探傷剤を洗浄した後に現像液を吹くと、クラック内部に留まっていた探傷剤が滲み出てきます。

当初に目視で確認できた部分以外は大丈夫そうです。

・クラックを溶接する

再度洗浄した後、深く溶け込むようクラックを掘ってからアルミ溶接。

実は内部に裏当てが入り板厚が一定でなく、薄い部分の溶け落ちを警戒してちょっとビードが盛り気味ですが、

まぁ『溶接はバチッとくっつけるコト』が大事なので…

湾岸MIDNIGHTにはメカニックに必要な哲学が詰まっております。

・検査~完成

閑話休題。溶接後は水中でエア圧を掛けてリークチェック。

不安要素が一切無くても毎回緊張する工程です…が、大丈夫でした。無事に修理完了です。

これは作業前の画像ですが、ドレンに溜まっていったシールテープの屑の一部がタンクの内部に入りそうになっていました。

タンク内の洗浄と合わせて除去しておきました。
ドレンがテーパーネジの場合などでシール材による補助が必要な際は、極力液状のものを使用した方がリスクは少ないかと思います。

他店様にて補修不可の判断とのことでお声がけ頂きましたが、お役に立てて良かったです。
長く乗られている車両だと部品ひとつにも愛着が湧きますからね。

箇所・状態によりけりで全て補修可能とはいきませんが、諦めるならダメ元で一度ご相談下さい。
ただし、出来るだけ丁寧に作業したいのでお時間は頂きます…何卒ご理解・ご容赦願います🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

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