少し前の記事でも触れておりますが、カムチェーテンショナーのお話。
2003年式FLHTCU・エレクトラグライドウルトラクラシックのカムチェーンテンショナー交換のご依頼を頂きました。 モデルも部品も名前が長い…
以前のエンジンオイル交換の際にテンショナーの点検をお勧めしましたが、点検じゃなく交換でOKとのこと。
確かに走行50,000kmオーバーなので、逝ってる可能性が高そうです。 さて、どんなもんでしょう?
カム周りの作業ですが、バッグを外してマフラーの分解から。
エキパイを外さないとカバーのボルトにアクセスできません。 豪華装備の分だけ整備内容もマシマシとなります。
ササッ
カム周りがオープンになり、お待ちかねのテンショナーが登場…さて、どんなでしょう?
確かに減ってますが…驚くほどじゃないですよね。 やばい、このままではブログのネタ的にやばい
と思わせときーの、
ギャース
もう虫の息じゃないですか… 発見出来て良かったです。
では、改めて新品と比較して見てみましょう。 リミットはパッド肉厚の半分までです。
1次駆動側は距離の割にまずまずですが、2次駆動側、かなりヤバい状態でした。
こちらのお客さんは基本的に純正エンジンオイルしか使用していないということですが、オイルの種類や交換頻度、乗り方によってはもっと酷い状態になりかねませんね。要注意です。
では組立作業に入ります。
1次駆動側・2次駆動側ともに新しいテンショナーをセット 。
オイルポンプの芯出しを行い、スプロケットとカムチェーンを装着。
カムカバー、ロッカー周りを組んでエンジンは完成。 マフラーと外装を元に戻して作業完了です。
本編と関係ないですが、最近入手したエキゾーストガスケットを装着するのに便利なツール。良いです。
↓は分解前の写真ですが、エアクリーナーが大変な状態でしたのでこちらも交換しました。
リアのブレーキパッドの残量も少なく、バッグを外したついでに交換してあります。
タイヤの状態なども確認しづらいので、ツアラーは定期的にチェックしたほうが良いかもしれません。
以上で今回のメンテナンス作業は完了です。
やはりツインカムはテンショナーが弱点ですね。
そこそこの走行距離を走っているバイクは、点検だけでもしておいた方が無難だと思います。
今回の作業でまた末永くお乗りいただけると思います。ご依頼ありがとうございました。
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