80cuiショベルオーバーホール×2 その16

こんちは3110です。ほんと、今年も残すところあと僅かとなりましたね。
今日からクリスマスを絡めて3連休の方も多いのでは?
年末・年始休暇の予定を考えるとワクワクするでしょうね。うらやま~wwwさて、今回はロッカーアームの作業です。
RA1
測定したところ、2台ともブッシングの磨耗がかなり進んでいるので打ち換えです。

ブッシングの打ち換え後は内径が規定値よりキツくなっています。リーマーを通して内径仕上げ。
ロッカーアームの場合はブッシングが2つありますので、内径を一直線に仕上げる意味も有ります。
RA2
クランプするのにちょうどいい当て金がなかったので、靴下で挟んでしまいました。
お恥ずかしい…/// あ、洗濯済みのヤツなんでご安心ください。

ブッシングは良い感じにリフレッシュ出来ましたが、
今回もやはりスリッパー面(バルブ当たるとこ)が段付き磨耗しています。
RA4
そもそもこのスリッパー、当たりを見る限りではバルブに対して斜めに成形されています。
ストローク時にバルブを回転させようという意図なのでしょうか?
あまり効果が見えないので、バルブの頭を垂直に押せるように修正します。

しばらく前に某オークションで購入したアイテムです。こんな感じでジグに変身しました。
RA3
実際にロッカーアームが動作している状態を再現しながら、スリッパーを研磨します。

はい、一台分仕上がりました。
RA5
アームの作動角に応じて無段階に連続した曲面に仕上がります。

研磨しただけの状態で十分キレイな面に仕上がっていますが、
荷重が掛かる部分なので、少しでも滑らかに動くように鏡面仕上げします。
RA6
普段ポリッシュは『それなりでOK』てな感じですが、こういうとこは本気で鏡面に仕上げます。
また、これだけでは長期間の耐久性に限界があるため、追加仕上げでフィニッシュ

仕上げたロッカーアームは、ペアになるシャフトと共にダミーに組み付け、
組み立て時のトルクを掛けた状態でスラスト方向のクリアランスを測定します。
RA7
必要に応じて適切なクリアランスになるように調整しますが、
過去にご紹介した通り、シムは破損が恐いので使っておりません。

確認・調整後、もう1箇所微調整を行いロッカーボックスに組んで完成です
完成写真取り忘れました…すみません

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