1966年式XLCH・アイアンスポーツリジッドのオーバーホール、今回で完成です。
前回はミッション周辺のオーバーホールをご紹介しました。

いよいよクランクをケースに組んでいきます。

まずは左側クランクベアリングをクランクAssy.に圧入。

左側のクランクケースを被せて、もう一つのベアリングで挟み込みます。
大きな傷のなかったオイルポンプですが、合わせ面は面研します。

オイル通路を小加工。
しばらく始動しないとブリーザーからのオイル吐きが酷かったこの車両…

チェックバルブの当たり面をラッピングで修正。

先日仕上げたカムカバーを装着して腰下完成。
身軽なうちに車体に積み込みます。
リアのエンジンマウントは補修跡有りで、再度クラックが入っていたため強化品に交換。

強化品とはいえ、隙間ができないようシム調整して組まないとクラックの原因になります。
載りました。

車体⇔エンジンマウント間もシム調整してマウントします。
腰上に移ります。以前にシリンダーとヘッドは作業済みでした。

今回はロッカーアームとシャフトを新品に交換。
一回ヘッドAssy.は完成しましたが、新素材のガスケットが発売になったので再度組み直し。

おなじみ、アルミの表裏に発泡ゴムコーティングのアレです。
ピストン、シリンダー組んでヘッドも合体。

この時期、モンスターエナジーの差し入れに助けられました。ありがとうございます。
マグネトーも消耗品は全て交換です。

内部ではグリスが石化してベアリングはガタガタでした。これで動くんだからすごいです。
リビルド後、手で回した動画。
プライマリー周りもチェーン交換はじめリフレッシュ。

テンショナー新品、プライマリーカバーに干渉して要加工でした。
で、エンジンオイルを十分に回したところで、いよいよ始動です。

キック始動動画。
初回始動時もあっさり火が入って拍子抜けしました。
8月下旬に納車し、すでに4000km弱も走っているこの車両ですが、今のところ大きなトラブルも無く何よりです。
次回は車体編です。
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