1988年式FLSTC・ヘリテイジソフテイルクラシックのフロントタイヤ交換のご依頼を頂きました。

製造時期が10年前のタイヤで接地面にまで大きなクラックが発生しています。
タイヤの寿命は溝の深さではなく”ゴムの性能”となります。
使用状況によりますが3~4年でグリップ性能が低下しますので、定期的な交換をお勧めします。
今回の車両はメンテ履歴が不明のため、合わせてホイールベアリングのグリスアップも承りました。

グリスは汚れているものの硬化はしておらず、過去に一度くらいはメンテしてありそうです。
ベアリングは一旦置いておいてタイヤ交換に入ります。

年式の割にリム内の錆は少なく、使用や保管の条件は良かったようです。
開けたついでなので念のため錆止めを塗っておきます。

不安定な赤錆を安定した黒錆に変えることで腐食の進行を防ぎます。
塗料の乾燥後、ホイールに新品チューブを仮組して一番重い位置を確認しておきます。

一般的にはエアバルブ位置にタイヤの一番軽い位置を合わせて組みます。
しかし、この確認作業を行うとその方法はあまり当てにならないことが分かります。
タイヤ組み付け後、バランサーにて重量バランスを確認。

ホイール単体の重量バランス確認により、最小限のウェイト装着でバランス取り完了です。
ちなみに装着タイヤはピレリのナイトドラゴンです。性能とコストのバランスが良いタイヤです。
ホイールベアリングの作業に戻ります。

各部品を洗浄・点検。摩耗やダメージは無く状態良好でした。
新たなグリスを充填。

このタイプのベアリングは耐久性が高いので、定期的にグリスアップすれば長く使えます。
グリス切れ気味だった機械式スピードメーターのドライブユニットも分解洗浄・グリスアップ。

マニュアル的には非分解で交換対応ですが、こちらも定期的にグリスアップすれば長く使えます。
メンテが完了したのであとは復元。

ブレーキダストが溜まっていたキャリパーも軽く洗浄しておきました。
はい、無事に作業完了です。

リアタイヤはメーカー欠品中で入荷待ちですが、少なくとも入庫前よりは安心してお乗り頂けるようになりました。
リア荷重のハーレーとは言え、フロントタイヤのグリップ性能はいざという時の安全性に大きく影響しますからね。
さて、今回の記事から試験的に作業の費用を記載してみたいと思います。
参考になった!という方がいらっしゃいましたら、ご来店やお問い合わせの際に感想をお知らせ頂けると今後の情報発信の参考になります。ぜひとも宜しくお願いします🙇♂️
ということで、今回の作業は部品代と工賃を合わせ、
¥59,000(掲載時点 参考価格) となりました。
阿賀野市よりお越しのY様、ご依頼ありがとうございました!
またのお越しをお待ちしております!
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