1988年式XLH883 カスタム #4

 

昨年作業していた1988年式XLH883・スポーツスター、カット・溶接部の塗装が仕上がってきました。

K君の本職が大忙しで難航したそうです。お疲れさまでした。

 

欠品中だったフロントフォークも調達したので、早速装着したいと思います。

1988XLH883カスタム35

分解前にフォークオイルを抜こうと思ったら…

 

お決まりですがドレンボルトを緩めてもオイルが出てきません。

1988XLH883カスタム36

ドレンの穴がスラッジで塞がっていました。やっと出てきたオイルも真っ黒。フォークオイルも忘れずに定期交換しましょう。

 

全バラ、徹底洗浄して新しいインナーチューブを組みます。

1988XLH883カスタム37

油面、プリロード調整もOK。

 

お客さんが装着した新品フロントホイールですが、グリスアップ、エンドプレイ調整も承っております。

1988XLH883カスタム38

外見はすぐ使えそうな感じですが、ご覧の通り、謎のグリスが気持ち程度に塗ってあるだけなので、この状態での走行は危険です。

 

で、もう一点。新品で大体調整出来てないのがベアリングのクリアランス。

1988XLH883カスタム39

酷いものは、ハンドルを切るとホイールが横に動くのが目で見て分かるほどです。

 

結局このホイールも規定値オーバーでした。

1988XLH883カスタム40

旋盤でカラーを削ってクリアランス調整。

 

こういう機会にネックベアリングもチェックしましょう。

1988XLH883カスタム41

ダストシールを外しただけでもNGな雰囲気が漂ってきますね! さて、どうでしょう?

 

1988XLH883カスタム42

 

1988XLH883カスタム43

OUTOUT はいOUT- はい予想通りOUTー

 

残念ながらネックベアリング交換です。

1988XLH883カスタム44

こうなる前に定期的に点検、メンテナンスしましょう。

 

主要部分のリフレッシュも完了してフォーク装着です。

1988XLH883カスタム45

お、長くなってるのが分かりますね。

 

完成図をご覧いただく前にリアホイールも。基本的にはフロントと同様です。

1988XLH883カスタム46

 

1988XLH883カスタム47

リアホイールは純正なのでコンディション、クリアランスともにOKでした。純正グリスをしっかり充填しておきます。

 

お待たせしました。こちらが+2inインナーチューブ装着後です。

1988XLH883カスタム48

 

1988XLH883カスタム49

前の状態もコンパクトで良かったんですが、よりバランスが良くなったと思います。

完成

 

 

新潟県新発田市のハーレーカスタムショップ
Overload Machinery
(オーバーロードマシナリー)

E-mail:こちらから
通常営業 土曜・日曜・祝日のみ 営業時間 11:00~18:00

HP:http:// www.overload-machinery.com
Blog:http:// www.overload-machinery.com/blog
E-mail:こちらから
所在地&TEL/FAXはこちら 
For Sale!!