ウインカー配線・・・いろいろ

 

こんばんは3110です。あー、春が来てしまいました。いろいろ急がないと。

 

以前に色々と調整した1992年式FLSTCですが、ちょいと追加作業です。

まずはウインカーレンズの交換から。 これはなんてことないですね。

 

ウインカーの点滅速度が安定しないので、ウインカーリレーをIC式に交換。すると、ウインカーを出していない状態でもインジケーターが点滅しっぱなしに…。

通常、『電源→ウインカーリレー→ウインカー&インジケーター』という配線ですが、この車両は『電源→インジケーター→ウインカーリレー→ウインカー』という配線でした。当然インジケーターには常に通電しています。

今まで付いていた機械式のリレーは、通電時の発熱で電気を断続します。今まではLEDの消費電力が少ないため反応せずに済んでいましたが、IC式は微弱な電流でも動作します。

 

ということで、正しい配線に修正します。右側と左側、2本の電源線を1つのインジケーターにまとめますが、実は『1つの』という点がちょっとした問題になります。

ただ左右の線をインジケーターに接続しただけでは、この接続点を起点としてスイッチを入れていないウインカーに電源がリークしてしまい、ハザード状態になってしまいます。

そこで登場するのが『ダイオード』です。LED=発光ダイオードがおなじみですが、ダイオードは電気を一方通行に整流する働きがあります。光の加減で見づらいですが、右の白配線から左のグレー配線にしか電気を通しません。

 

ダイオードのパッケージに、ご丁寧に配線例が載っていました。分かりやすいです。 例えば右側を光らせた場合には…

ウインカーからインジケーターへ向かう配線の途中にダイオードを挟むことで、インジケーターには電気が流れますが、その反対側のウインカーへは電気を通しません。これで問題解決です。

ちなみにダイオードの配線色、白と灰が反対ですねw ピンクの字が正しい配線色です。

 

バッテリーケーブルも新品に交換しておきました。お高いヤツですが、かなりの柔軟性+経年劣化に強い作りです。某CMの佐々木望よりふにゃってます。

 

そしてビールご馳走様です。私の飲むペースだと3~4カ月は確実に持ちます。うっは、夏が楽しみだしwww

 

 

 

お次のウインカーは1981年式FXSのヤツです。

けっこうメジャーなヤツだし小ぶりだし良いと思いますしかもレンズ面積計算したら車検適合の優等生だったのでこれで。 べっ、別に大人の事情なんて無いんだからね。

 

まぁそんな大人の事情もしっかり酌んでくれる出来杉くんですが、難点がひとつ。ボディーアース仕様なんですよね。

確か純正でも中期エボくらいまでボディーアースが採用されていたかと思いますが、部品同士の接点のみでアースを取っているので不安定です。

ということでアース線をソケットにハンダ付けして2線仕様に変更します。長い目で見ると確実にリスクが少ないです。 電源線もしっかり対応する配線色で延長。

見えないところですが、裏を返せば作業性が良くないところ。今少し手間を掛けておけば心配の種が減ります。

 

もともとはトップブリッジ脇にぶら下げてマウントする予定でしたが、ナローフォークのすっきり感が激減してしまいます。ということで下の方に。

フレームにタブを溶接すればベストなのでしょうが、今回の車両は『フレームは一切切った貼った無し』の縛り。

当初ハイウェイペグは生かしたいというお客さんの希望でしたが、現物を見てもらって快諾していただきました。ボルトの径が合わないので、カラーを挟んであります。

 

配線総引き直しはまたの機会に持ち越しですが、出来る限りトラブルのリスクを少なく、かつ長持ちさせたいです。

何回か書いていますが、極力ギボシは使いたくないひとなのでドイチェカプラーでまとめて結線。高年式でも純正採用されている防水カプラーなので信頼性は抜群です。

 

同様にリアもこれで。

どちらも見えないところなので目立たないですしね。 電気系統は全て動作OKなので、あとは外装仮組みして新規登録書類用に写真撮影だな。

 

 

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