1992年式GSX-R1100 エキゾーストボルト折れ修理

1992年式 スズキ・GSX-R1100のエキゾーストボルト折損修理のご依頼を頂きました。

当店は基本的にハーレーのみの取り扱いですが、ご近所のお客様で他に修理に出す当てがなく、ヘッド単体での持ち込みが可能とのことで現物を確認させて頂きました。

1992GSX-R1100 エキゾーストボルト 折れ 折損 固着 取り外し 修理1

幸い5~6mmほどボルトが突き出して折れており、ヘッド単体なら作業工程はハーレーと大差ないなと思いお引き受けしたのですが…

炙りも凍結もネジ緩め剤もボルト溶接も全て効果なし😇

1992GSX-R1100 エキゾーストボルト 折れ 折損 固着 取り外し 修理2

↑は同径のボルトを溶接したものの捩じ切れ、より太い2本目を溶接するも失敗したところです。

エキゾーストボルトはステンレス製でしたが、カジリ防止用のケミカルが必要な理由が今回のケースです。

絶版車なので、なるべく本体へのダメージのリスクを避けてボルトを除去したかったのですが、仕方ないので次の段階に移ります。

1992GSX-R1100 エキゾーストボルト 折れ 折損 固着 取り外し 修理3

フライス盤にて芯と垂直を出してボルトに穴を開け、エキストラクターという工具を食わせます。
要は逆ネジのようなもので、左回しでボルト内部に刃を食いつかせボルトを緩めます。

これでダメならねじ山ごとドリルで掘らなければなりませんでしたが、幸いにもボルトの除去に成功しました。

1992GSX-R1100 エキゾーストボルト 折れ 折損 固着 取り外し 修理4

深さ23mmのネジ穴に対し15mm以上ボルトが残っていたため、途中で半分に割れてしまいましたが、ネジ穴奥に残った片割れもダメージなく除去できました。

最悪ねじ山補修材でリカバーできるとは言え、純正が生かせるならそれに越したことはないですからね👌

新発田市のS様、この度はご依頼ありがとうございました。
無事にEgが組み上がることを祈っております🙏

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