引き続き1980年式FLH・ショベルヘッドのオーバーホールです。前回はシリンダーヘッドAssy.完成まででした。
今回は腰下の作業をご紹介します。
カムカバーのピニオンブッシング、カムブッシングとも規定を大幅に超えていたので交換です。
プレスで圧入。
リーマーという刃物で、内径を規定値に仕上げ、同時にライン出しも行います。
内径仕上げが済んだので、ロッカーボックスと同程度に磨きます。
捗ります。
クランクに使うローラーベアリングがどっさり入荷したので、仕分けです。2番じゃダメです。
今回のブランドは、前回使用していたブランドよりサイズのバラツキが少ないみたいです。
シャフト・ケース・ベアリングのマッチングを済ませて、ケースをリンクルブラックで塗装。ストーブに乗っけて炙ります。
いよいよクランクに入るんですが、
以前にもクランクをオーバーホールしていたようで、フライホイールに打痕が残っていました。
ピンボケですみません。このクランク右側のピニオンシャフトのお陰で、後ほど大苦戦することに…このときはまだ気付いていませんでした。
各部の重量測定をして、
フライホイールにダミーウェイトをくっ付けてバランス取り。
そして組み立て・芯出しを行うのですが、何回やっても芯が出ず、もう諦めようかと思うほどでした。
悪戦苦闘の末、なんとか1/100mm台には収めました。まだまだ未熟ですので、今回のケースは大変参考になりました。
という事情で、写真撮影してるゆとりは有りませんでした…悪しからず(汗
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