80cuiショベルオーバーホール×2 その15

こんにちは齋藤です。
今日も日本海北側だけ雨模様ですね。そして寒い…これはうちの店だけかも。
しばらく留守にするので今回の記事は長めです。先日アップを忘れた特殊工具、コンロッドレースのラッピングツールです。
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2回不良品に当たり、3回目でやっと使えるヤツが届きました。
『こやつめ、ハハハ』

名前の通りでコンロッドのレース内径を拡げるツールです。
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旋盤に咥え、コンパウンドを塗って使います。
新しいベアリングに合わせて内径を微調整するためのツールです。

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このようにキレイに仕上がります。真円に仕上げるのに気を使います。

ピストンピンブッシングの内径も仕上げたのでコンロッドは完成。
バランス取りのため、各部品の重量測定に入ります。
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測定用ジグも微妙に進化しました。

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鏡面仕上げ(ドヤァ ということではありませんよ。

ご覧の通り、ロッド下部はノータッチ。
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必要ない限りコンロッド削ったりしたくありませんので…そして磨くのは苦手ですw

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コンロッド側面のワッシャーも段付きなので新品に交換。

必要なダミーウエィトの重さを計算し、重量合わせ。コンマ1g単位までキッチリ合わせます。
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まぁ、逆算すると1g、2gずれた所で仕上がりに差は無…おっと、これはお口にチャックで。

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フライホイールにダミーウエイトを装着してバランシング開始…
逆光でよく映らないので角度を変えて…

こんな感じです。
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前回同様、左右のフライホイールで穴の位置も数も全く違います。
バランス完成に近づくと徐々に重量感が無くなり、軽い力で回るようになるんです。

バランス取り完了して組立に入ります。
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この長さまでは余裕ですが…

ヨッ
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ホッ
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今回、セルフタイマーなるものを使って撮影に成功しましたw

びよーんっ
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っと、こんぐらい長いです。
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その後コンロッドを挟み、左右のフライホイールを組み合わせて芯出しです。
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片手で振れない銅ハンマーと、キャリパーのピストン戻しツールが大変役に立ちます。

結果はこんな感じで↓

スプロケットシャフト側振れ1/1000mm、ピニオンシャフト側振れ1/1000mm以下です。
前回より詰めることができました。以前よりはだいぶ早くなりましたが、まだまだ修行あるのみです。
今回はひとまずここまで。

昨日(本日)お知らせをアップしましたが、13日・14日・15日と不在です。
ご迷惑お掛けしますが、宜しくお願いします。
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クマだの猫だの、多忙なお方です。心中お察しします。

追いうちを掛けるようですが、私、水陸両用MSといえばハイゴッグ一択です。

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