しばらく作業の記事を書いていませんでした。
この時期はなかなか写真撮っているゆとりが無く…
1980年式FLH・ショベルヘッドのタイヤ&ホイールベアリング交換のご依頼を頂きました。
お客さん自身でホイールを外してお持ちいただきました。
塗装に出された後なので、既にタイヤは外れた状態です。
専用工具で古いベアリングレースを抜きます。
新たに使用するホイールベアリングはもちろん純正のTIMKENベアリング。
社外品は精度と耐久性が微妙なものも多く、特に足回りは信頼できるものが良いでしょう。
1枚目と似たような画像ですが、
こちらはベアリングレースを圧入しているところです。
レースが斜めに入らないように慎重に作業します。
ベアリングとスペーサーを仮組してクリアランス確認。
テーパー形状のベアリングは対で挟み込む形で使用しますが、クリアランスはベアリング間のスペーサーの長さで決まります。
マニュアル上はクリアランス指定値がありますが、実際はクリアランス0になっている場合が多いです。
実はクリアランス0で予め適当な負荷を掛けると、色々とメリットがあります。逆にデメリットもあります。
そういった考えに基づいた結果なのか、当時の組立精度にバラつきがあっただけなのかは、自分には分かりません。
いずれにせよデメリットは避けたいので、クリアランスを取るようにスペーサーを加工します。
なお、次のベアリング交換時のクリアランス変化に対応するよう、シム調整式にアップデートしてます。
…なんて、久々の作業紹介なので真面目に書いてしまいました。
今回装着するタイヤは、ファイヤーストーンANSです。
ブロック形状のパターンは見るからに路面への食い付きが良さそうです。
タイヤ組み付け後にバランス取りをして、
グリスアップやベアリング、スペーサー、シールなどを組み付けて作業完了です。
黒ハブ、黒リムにブロックパターン、いかにも旧車な雰囲気で良いですね。
今回のようにホイール単体での作業も承っておりますので、DIY派の方はお役立て下さい。
K様、毎度ありがとうございます。またのご依頼お待ちしております。
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