2003年式FLSTS・ヘリテイジスプリンガーのウインカー交換とオイル一式交換のご依頼を頂きました。
以前にキャブ交換を承った車両です。毎度ありがとうございます。パワーアップも体感して頂き、楽しんで乗られているようで何よりです。
早速作業に入ります。
過去にいくつかウインカー交換作業をご紹介していますが、きちんと配線しようと思うと意外と大がかりです。
フロントウインカーの結線のためにタンクを外し、
リアウインカーの配線のためにフェンダーをごっそり外し…
もちろん使用するウインカーの形状や、取り付け位置によって作業内容は異なります。
その他のウインカー関連作業は、コチラのまとめをご参照下さい。
写真点数が少なくてすみません、もう装着完了しております(;^ω^)
普段はアース線も必ず引くのですが、今回はウインカーの仕様上、ボディーアースで取り付けさせて頂きました。当然ながらアース不良が起きないよう細工をしてあります。
お次はオイル交換。こちらの車両は昨年の夏に納車したかと思います。距離を走っていなくとも…
ご覧の通り。ひと夏超えるとオイルも痛みます。エンジンに厳しい夏前にリフレッシュしておくと確実です。
今回使用するのは新しくラインナップに加えたオイル。 ASH(アッシュ)の『PSE 20W-60』です。
以前にちらりとASH製のオイルをご紹介しましたが、そちらのオイルよりもう1グレード上のオイルです。特性、フィーリングは後ほど。
エンジンオイルのみならず、ミッションにもASH PSEを使用します。
ミッションのみならず(ry
粘度表記はトランスミッションオイル用ですが、プライマリーにもイケちゃうんです。スポーツスターのミッションにも使えます。
ブログに載せるのは初ですが、このミッション/プライマリーオイルは既に多数のお客さんにご使用頂き、シフトフィールの改善をはじめ大好評です!
写真撮り忘れましたが、オイルフィルターも交換済みです。
では、完成図をどうぞ。
エンジンガードを外し、前後ともウインカー取り付け位置がタイトになったことでスッキリしました。スプリンガーとタンクが目立つようになりましたね。
今回装着したオールドブレットウインカーはヴィンテージパーツの復刻品ということもあり、クラシカルな雰囲気の車両に良く似合うデザインです。単体で見るとそこそこの大きさがありますが、その車両ごとのボリューム感に合ったパーツを選択すれば違和感無く仕上がります。
そしてこのクラシカルな見た目とは裏腹に、以前とは比べ物にならない吹け上がり方をするようになりました。
ASH PSE 20W-60の特性としては、
・エステルと呼ばれる吸着性を持ったオイルを配合することで確実に油膜を発生させ、エステル系特有の滑らかな吹け上がりを実現(MOTULの上級グレードもコレ)。
・潤滑性能を阻害するスラッジの元となるポリマー(高温時の増粘剤)を含まず、長期間にわたって安定した基本性能を維持できるロングライフ性。
・鉱物油をベースとし、化学合成油に比べてオイル漏れ・にじみを起こしづらい。また、60番相当の粘度でエンジン暖機後でも粘度が高く、確実に油圧・油膜を確保。静粛性にも優れる。
といった感じです。 旧車にも相性が良さそうな性能ですね。
あくまで個人的な感想ですが、『クライスラー的なあのオイル』や『Versailles的な高級オイル』など、有名どころより確実に違いを体感できました。これ以上は身の危険を感じるので書けないです:(;゙゚’ω゚’):
まぁ、身の危険のくだりは冗談としまして(笑)
各部のセッティング・仕様についてもそうですが、様々な視点から見ると絶対的な正解は無いと思います。オイルも然り、オーナーさんの乗り方や考え方によって合う・合わないがあると思います。
基本性能以上は好みと相性によりますので、とにかく色々なオイルを試し、自分の乗り方で体感してみて下さい。幅広い選択肢をご用意してお待ちしております。
長くなりましたが、村上市よりお越しのS様、毎度ありがとうございます。またのご来店お待ちしております。
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