専用ジグを使い、スイッチをマウントするための穴を開けていきます。
タップでマウントボルトのねじ山を立てます。
ハンドルの肉厚はせいぜい2~3mm、失敗するとリカバリーが大変です。
タップハンドル手回しではなく、フライス盤を使用して正確に加工します。スイッチをマウントする準備が整ったので、配線をハンダ付け。
配線作業の場合には年式に応じて純正色の配線を使用します。
色の意味が分かれば、どこに繋がる配線かおおよそ判断できます。
出先での急なトラブルなど、万が一の際にはイロイロと役に立ちます。
もちろん現行型用のストライプ入り配線も各色取り揃えています。
ハンドルにスイッチを取り付けて配線を中通し。
当然保護チューブに通しますので、耐久性の面も安心です。
セルスターターのスイッチも移設します。
上のスイッチは収縮チューブ被ってませんでしたが、こちらと同様に
ハンダ付け部分の絶縁処理を行っております。
メーターダッシュに移設する予定でしたが、スペースが少ない…
先客のデカいスイッチが居るので、左に全てのスイッチを納めるのは難しいです。
なるべく違和感の出ないように収めました。
先客はライトのON-OFFです。その手前にHi-Lo、右側にスターターとしました。
今回はスターターのスイッチが離れる形となりましたが、
例えば全てのスイッチが並ぶ場合には、誤作動防止のためにスタータースイッチを
一番手の届き辛い位置にするなど配慮が必要です。
ただ移設するだけではなく、まずは安全性を考えたうえで作業させて頂きます。
安全性と言えば、手を離してもスロットルが全閉まで戻りきりません
ケーブルのインナーに癖が付いて変形してしまっています。
コレ↑がワイヤー巻き取り部への引っかかっていたんですね。
お客さんとご相談の上、新品に交換させていただきます。
ワイヤーの潤滑にはWAKO’Sのチェーンルブを使っています。
水置換性で浸透力が高く、持ちも良いのでピッタリです。
スロットルケーブルを触った際には、キャブレターの全開調整も必要です。
この車両もでしたが、調整不良だとアクセル全開でもキャブ側が全開しない状態になります。
本来の性能を発揮できないのはもったいないですね。
また、アジャスター張り過ぎでワイヤーに負担が掛かっている車両も見かけます。
切れると即走行不能ですから、この辺りは要注意ですよ。
ちなみに今回の車両はMIKUNI・HSR42が装着されていましたが、
お客さんによると当初からアクセルが重かったそうです。
純正キャブは車体右側からケーブルを取り回していますが、
このキャブの場合、車体左側からケーブルを取り回すのが正解です。
挿しこみ部分の角度が急だったためにアクセルが重くなってしまったんですね。
今回のケーブル交換で、お悩みがかなり改善されたのではないでしょうか
では、完成図です。
こんな感じにまとまりました。
はい左ミラー注目。いまだTシャツで頑張っております。
今回の作業ではハンドルコントロール類も一式社外品に交換しました。
『小さすぎるマスターシリンダーはイヤなんです。』とのことで、
マスターシリンダーとクラッチレバーはJAY BRAKE製です。
純正の雰囲気を大きく崩すことなく、でもカスタムしてるのも一目で分かる。
といった感じで、ハンドル周辺がだいぶスッキリしました
さらにコンパクトに見せたい方にはグリメカ製のマスターもおすすめです。
ミラーのメッキが気になるので、お客さん自身で黒に塗装するそうです。
何気なくブラックパーツを装着したことから、各部のブラックアウトが
止まらなくなった人達を何人も見てきました。なかなか中毒性があります。
ということでローライダーがスタージスにならぬよう、ご注意くださいw
阿賀野市からお越しのI様、ありがとうございました。
今後のカスタムも楽しみにしております
新潟県新発田市のハーレーカスタムショップ
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