ご無沙汰しております。ほとんど写真撮影していない1956年式KHKの記事です。
本日はこのKモデル(+アイアンスポーツ)のT/Mメインベアリングについてです。
T/Mアッセンブリ組み付けの際は、グリスを接着剤代わりにしてローラーを1本ずつレース内側に貼り付け、ローラーに引っ掛けないようにメインシャフトを差し込む…
という、文章で書くと面倒くさそうで、実際に作業するともっと面倒くさい箇所であります。
T/Mアッセンブリを先にケースに組み付け、シャフトとレースの隙間にローラーを入れていくと難なく組み付け出来そうですが、この場合リテーニングリングが強敵となります。
クリアランスが少ないうえに、リング自体が固すぎて、まるでハマる気がしません。
しかしこの暑さの中、マニュアル通りにチマチマ作業するのも嫌だ…何とか横着できないか…
ガリガリ君を片手に真剣に考えました。
そして出来上がった横着ツールがこちら。
打ち換えて不要になったベアリングレースの内径をテーパーに削ってあります。
口の広い方からリングを押し込めていくと、
最後はベアリングレースの内径まで圧縮されます。
この状態でレースの端にピタリと押し当て、圧縮したリングをさらに押し込めば、
あの固いリング、素手じゃ無理と諦めかけたあのリングが、簡単にレースに納まりました。
旋盤作業で多少集中力を使いましたが、ローラーと格闘するよりは幾分楽でした。
少なからず需要有りかと思いますが、いかがでしょうか?(販売するとは言っていない)
新潟県新発田市のハーレーカスタムショップ
オーバーロードマシナリー
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