業者様よりご依頼頂いたアイアンスポーツのキックギアの加工取り付けをご紹介します。
クラッチシェルは新品を入手できたそうです。ラッキーですね👍
しかしキック用ギア取り付け用の穴が開いていないので、キック仕様にするには加工が必要となります。セルスタートが標準のXLHも同様です。
まずは一緒にご用意頂いたベアリングを組み付けます。
そして治具でベアリングに対してセンターを出し、キック用ギアの片割れ、ラチェットプレート取り付け用の穴を開けます。
こちらはプレス成型タイプの部品をご用意頂いていましたが、後々のキック抜けを低減するためにマシニング成型の物を装着させて頂きました。
関連記事:【動画有り】1976年式XLCH キック抜け修理
穴開け後も治具でセンターを保持したまま、リベットをプレスして確実に固定します。
クラッチシェル側はこれで完成です。
次は駆動側ギアの加工です。
新品ですがブッシングがズレてしまった事例があったので、一度ブッシングを分離して抜け止めの加工を行います。
このギアはカラー上をスライドする構造ですが、新品はブッシング・カラー共に作動面の仕上げが悪く、ロックの原因となります。
スムーズにスライドするように研磨します。
最後にギアの角を面取りします。
詳細は省きますが、相手側が新品の場合、形状が純正と微妙に異なるため、かなり大きく面取りしないとロックの原因となります。
ダメ押しで、初期の引っ掛かり防止用に特殊なケミカルを塗布して作業完了となります。
この度はご依頼ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
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