2007年式XL883L

2007年式XL883L チョッパーカスタム

2007年式XL883L スポーツスター 883ローのオールドスクール風チョッパーカスタム例です。

ちなみに今回はカスタムを前提として、ベース中古車のご用意からスタートしました。

まず目を引くブラウン系のカスタムペイントはkustom paint shop RISEさん作。
シルバー配色の多いXL883Lなので、全体的なコントラストを意識してオーナーと相談。

一見濃色だが光による濃淡の変化が大きく、ハイライトではしっかり輝きを主張する。
ベージュ系のゴーストフレイムスといい、20代前半とは思えない渋いカラーセンス。

フロントフォーク・ホイール周辺

チョッパーの象徴であるフロントフォーク全長はSTD+6in(883L+8in)の延長。
フォーク延長に伴い、クリアが劣化し腐食していたアウターはポリッシュ。

純正のクロームダストブーツ”カバー”はゴム製の本物ダストブーツに交換。
レトロな雰囲気を出しつつ、インナーチューブが少し長く見える効果もある。

タイヤ交換に合わせホイールのポリッシュ部を再仕上げ、アウターに見合う輝きが復活。

ヘッドライトは純正の黒ボディから華やかなクローム仕様のベーツタイプに変更。
バイザーマウントから当店定番の”ライザー”マウントへ。

5-3/4inサイズのライトを純正バイザーマウント仕様とほぼ同じ位置で取付可能。

ガスタンクを2inアップマウントしているので、既製品をボトムマウントするとヘッドライト位置が下がりすぎてしまう。
しかし、ヘッドライト位置を上げるにはブロックが長くなり、結局見た目が悪い。

そのような矛盾点を解消してヘッドライトをシンプル&クリーンに取付可能。
ボルトオンで光軸調整にも対応し、車検時に余計な手間もなく安心。

エンジン周辺

サンダーマックスで燃調し、マフラーはシンプルなドラッグパイプを装着。

エアクリーナーは人気のFork製TRA126シリーズ 3Dラウンド フィン。
Prism Supply製ブリーザーボルトでエアクリの邪魔になるフィルターとホースを撤去。

ポイントカバーにもエアクリと同モチーフのFork製を装着。
04up-スポーツスターはここに何も入っておらず、純正のままの車両は少なくない。
が、アクセントになる小物パーツを統一することで一層カスタム感が増す。

ハンドル周辺

プルバック系のハンドル装着率が高いので、今回は12inのラビットバーを装着。
ストレート部が長く細身のため、フォーク端からの長さと一体感がより強調される。

ウインカーはこれまた定番人気のKellermann製 バレットアトーを装着。
周囲と一体化するステルス性の高さ笑 点灯時は純正より明るく、日中の視認性も高い。

また、縦に伸びがちな汎用ミラーはステムの曲げ角度を増やし、高さを抑えて装着。
周辺のケーブル類の処理も含め、極力ラビットバーのシルエットを生かした。

リアショック・ホイール周辺

リアショックには、こちらも当店定番のKustom Tech製11inスプリングストラットを装着。
純正サスの1/2以下のボリュームとなり、劇的にシンプル・ナローなリア周りに変身。

フロント同様、タイヤはクラシック風の新品。ホイールはポリッシュ部を再仕上げ。

プーリーは5本スポークのUSタイプで、リム部のポリッシュを増やし色調を整えた。
まっ平らな純正は面積が大きく悪目立ちする。軽快感が増す効果は非常に大きい。

キング&クイーンシートはMOTOR ROCK製。肉厚で往年の野暮ったさを持つデザイン。

シーシーバー・テールライト周辺

シーシーバー本体は恐らく既製品で最長の20inだが、通常のサイドプレートではフォーク延長時に角度が寝すぎてしまう(好みによるが)。よってステンレスでワンオフ。

カスタム時のストラットカバー取り外し状態に合わせ、デザインも細身に調整済み。
シーシーバー連結部は少しアップし、16inを合わせても程よい長さになる。

テールライトとナンバーバッキングプレートはMalcom Supply製。
などと言いつつ、アホなのでテール正面の画像を取り忘れ…

シーシーバーへのマウントはシンプルにアングル形状でワンオフ。
画像では分かりづらいがリブ接合部にはRを、表面はテクスチャを付けて質感アップ。

高い視点から見るとシートの縦ステッチが良い感じ。

メーター・その他

こちらも定番だが、メーターはエンジン左側に移設。移設キットは多数あれど、やはりこの位置が一番シンプルにまとまる。IGキーシリンダーもネック右から左に移設。

IGコイルもブラケットをワンオフしてネック下からメーター下に移設。
タンクアップマウントや配線処理と組み合わせ、タンクとメインチューブ下の空間を生むことで、ネック位置が高くみえるチョッパーらしいシルエットを強調。

プライマリーのダービーカバー(丸いカバー)にもエアクリ同モチーフのFork製を装着。

スポーツスターはその構造上、ビッグツインよりプライマリーのボリュームが少ない。
通常マフラーのある右側に比較して、ややデザイン的な物足りなさを感じてしまう。

エンジン上下の境界を意識させるスムースなプライマリーカバーに、腰上のようなフィンの情報量を加えることで、ユニット全体としての”かたまり感”を強調することができる。

ということで2007年式XL883L オールドスクール風チョッパーカスタムの紹介でした。
まだまだ仕様変更を計画中とのことで、今後が楽しみな一台です。

仕様変更前

2007 XL883L エボリューション ラバーマウント スポーツスター オールドスクール チョッパー カスタム 中古車

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
整備に興味のある若者、募集中!
ハーレーに限らずバイクが好きな方、
将来メカニックを目指したい方を歓迎します。
未経験でも大丈夫。基本から丁寧に教えます。
実作業を通じて知識も技術も身につきます。
興味のある方は、ぜひ気軽にチャレンジを!

👉 関連記事:アルバイトさん募集【再掲】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

新潟県新発田市のハーレー専門店

オーバーロードマシナリー

Overload Machinery

通常営業 土曜・日曜・祝日のみ
営業時間 10:00~12:00 13:30~18:00
HP:https://overload-machinery.com
Blog:https://overload-machinery.com/blog
E-mail:こちらから
所在地&TEL/FAXはこちら

For Sale!!