はい、お久しぶりです。
1975年式XLH1000のオイルポンプチェックバルブを修正しました。
しばらくエンジンを掛けないと、エンジンオイル量が明らかに減っている…。
そしてエンジン始動時にはブリーザーから大量のオイルが噴き出す。
ショベル以前の車両では経験者が多い症状かと思います。
ほとんどの場合、原因はオイルポンプでしょう。
オイルタンクはポンプより高い位置にあり、自重でポンプまでオイルが供給されます。
しかし、停車時にまでオイルが流れ込むと、ケース内にオイルが溜まってしまいます。
停車時のオイル流入を防ぐのがチェックバルブという部分です。
ボールをスプリングで押さえるような構造で、油圧が掛かっていないときはボールがオイル通路に蓋をして、不要なオイルの流入を防ぎます。
この部分の密着が悪かったり、スプリングが経たってくると、冒頭の症状が現れます。
ボールを交換します。左が新品で右が純正。純正は表面の仕上げが荒いですね。
ポンプ本体の当たり面を軽く修正、スプリングも新品に交換。
エンジンオイルも交換します。
旧車はキャブセッティングを濃い目にする場合が多く、オイルもガソリンで汚れがちです。
こまめにオイル交換すると良い状態をキープできます。
新しいオイルを入れた後、しばらくの間はエンジンを掛けずに様子見。
オイル量に変化はなく、修正前ほどの酷いリークは無いようです。
これでも症状が改善されない場合は、オイルポンプボディ単体での修正が必要です。
某コーティングを施工して、納車に向けて試運転。
…というのが5ヶ月ほど前の話。
オーナーさんがご多忙のためお預かりしていましたが、先日無事に納車となりました。
K様、毎度ありがとうございます。またのご来店をお待ちしております。
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