80cuiショベルオーバーホール×2 その8

こんにちは齋藤です。
昨日アップできなかった分、ショベルオーバーホール続きです。1980年式のクランク。
ショベル腰下フライホイールオーバーホール1
ピニオンシャフトの振れは測ってありましたが、
分解前にクランク単体でも振れを見ておきます。

ショベル腰下フライホイールオーバーホール2
動作も目視点検…回転させるとシャリシャリ音が出ていたんですが、
フロント側のコンロッドがフライホイールの内側と擦れてますいよいよ分解に入りますが、ガッチリ組み合わさって外れません。
ショベル腰下フライホイールオーバーホール3
廃材のローターを加工して、ショベル腰下フライホイールオーバーホール4
特殊工具?を作り、プレスで分離。

ショベル腰下フライホイールオーバーホール5
ただの電蝕? それとも何か塗っってあった? ま、外れたから良いかぁ。

ショベル腰下フライホイールオーバーホール6
コンロッドベアリング、ケージまでガリガリ擦ってますね。

クランクピン…
ショベル腰下フライホイールオーバーホール7
完全に逝ってました…テヘ サイドのワッシャーも大胆にエグれてます。
心臓部がこんなでも走れてしまうハーレー…ある意味スゴイ

ショベル腰下フライホイールオーバーホール8
分離したフライホイール&シャフトAssy.にゲージを当て…。

ショベル腰下フライホイールオーバーホール9
シャフト単体になったところでもゲージを当て…。

これらは数値の測定というより、組み立て時の基準を探すための測定ですね。
NGの基準で組んだら、全てがNGになってしまうので。

数学で『証明』って習ったと思うのですが…
『∠AがX°のとき、∠BがY°であることを証明しなさい』みたいなヤツ。

『この測定ポイントが組み立て基準値として正しいことを証明しなさい』
という感覚で、数学の問題さながらです

あ~、高校で数学サボらなければ良かった
 

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