2010年式XB12Ss ライトニングロング のバッテリー上がりの修理をご紹介します。

ソロツーリング中、休憩のためにEgを切ったところ再始動不可とのことで、道の駅おぐにまで引き上げに行ってきました。
参考までに不良バッテリーの状態をチェックしたのが下記の動画です。
見かけ上は電圧:11.5Vですが、CCA:0、内部抵抗:45mΩと完全にタヒんでいます。
バッテリーのCCAとは
Char’s Counter Attack:『逆襲のシャア』の略ではありません。サザビーかっけぇ。
超簡単に説明すると出力可能な電力の総量と考えてもらってOKです。
バッテリーの内部抵抗とは
その名の通り、バッテリー自体の電気の流れやすさです。
例えばセル始動時、電圧が12.7V前後の満充電状態のバッテリーでも、内部抵抗が高い状態では実際の出力電圧が下がってしまいます。
ハーレーの場合、20~25mΩがボーダーラインになるかと思います。
取り外した不良バッテリー。
ケースが膨らんでいるのがお分かり頂けるでしょうか?

このような状態だと『バッテリー上がり』というより別の故障が疑われます。
それはさておき、参考までに新品バッテリーの数値です。
電圧:13.1V、CCA:330、内部抵抗:10.0mΩ バッチリチリ脚です。
新品バッテリーに交換後の発電状態チェックです。
アイドリングでも電圧が15Vを超えてしまいました。
正常な状態では上限が14.5V前後に制御されますので、レギュレーターの故障ですね。
右が不良品。左の新品に交換。

レギュレーター交換後の充電状態です。
Eg回転数を上げても電圧は14.3Vで抑えられているのでOKです。

電装系は比較的耐久性が高めですが、やはり消耗品ということには変わりありません。
予兆も出づらいので、出先で故障すると走行不能に陥りやすいです。
年数が経過している車両は予防整備しておけばリスクを低減できます。
少しでも不安を減らしたい方は是非ご検討下さい。
市内よりお越しのH様、ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。
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