前回に引き続き、1956年式KHKのネタです。キックアームとクランクギアを繋ぐシャフト。

左が純正品。腐食が相当酷かったので右の新品を取りましたが、四角く切削されたギア取付部分の寸法が違います。
それもそのはず。Kモデルもアイアンスポーツも外観は同じに見えますが、

パーツリストの通り、シャフトの品番が2つ。56年と57年を境に形状が異なります。
各社探してみましたが、-56年までのシャフトのリプレイス品は出ていないようです。
なお、57-66年用のシャフトにスタータークランクギアを取り付けると、

このようにギアが深く入り過ぎてしまい、ナットを締めることが出来ません。
というわけで、この新品をベースに-56年仕様のシャフトを製作します。

まずは必要最低限だけ溶接肉盛り。

旋盤で肉盛り部分の外径を合わせます。慎重に。
最後にフライス盤にてギア取付部分の4面を切削して完成です。

シャフトの水平、角度割り出しなど、切削自体よりセットアップに手間が掛かりますが、おかげで純正品の寸法と同じに仕上がりました。これでちゃんとナットを締め付けできます。
それにしてもこういうマイナーチェンジ、多いですよね。
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