1982年式FLH・エレクトラグライドのタイヤ交換などをご紹介します。
以前にトランスミッションオイル交換をご依頼頂いた車両です。
サイズがサイズなので、作業予定を入念に打ち合わせしてからの入庫となりました。
写真で見るとそれ程でもないですが、実物はかなり大きいです。何とか作業場に入りました。
まずはフロントタイヤの交換と周辺のメンテです。
しばらく走行するとホイール周辺から異音が出るとのことです。
チェックが楽なところから進めて行きます。ブレーキローターの歪みは問題無し。
ホイールを外し、メーターのドライブユニットを点検。手で回すとゴリゴリと引っ掛かりが…
中でグリスが固まっていました。限界まで摩耗したギアが一部でロックしていたようです。
純正品だったので再生を試みましたが改善せず…残念ながら新品に交換です。
新品は防錆程度にしかグリスが入っていません。一度分解してグリスアップします。
メーターケーブル内も注油しておきます。定期的にメンテすれば寿命を延ばせます。
さて、他に異音の原因が無いか、チェックしながらタイヤ交換を進めて行きます。
当時の純正タイヤ、ダブルリボンが渋いですね。
しかし、製造から既に33年が経過しています。実用には耐えられません。
なんと、トレッド部が剥離しています。バーストなど不具合が出る前で良かったです。
タイヤ交換後、バランス取り。キャストホイールはウェイト貼り付け位置が限られます。
16本キャストともなると微妙に誤差が出る場合も有りますが、今回は運良くゼロバランスです。
この機会にホイールベアリングもメンテです。
特にダメージも無く、まだ使えそうなのでグリスアップとシール交換です。
走行距離は少なくありませんが、ブレーキ周りも大きな摩耗など無く状態は良好です。
グリスとダストが固着気味だったので、洗浄してグリスアップ。スムーズに動きます。
ストロークしなかったフォークのアライメントも取り直し、きちんと動くようになりました。
ドライブユニット以外は特に大きな問題も無く、無事にタイヤ交換完了です。
リアに合わせてAVONのSM-Mk2を装着しました。スッキリしていて、これはこれで良いです。
今回はタイヤ交換のほかに、もう一つ目的が。
エンジンオイルを抜いて、
サイドカーを跳ね上げ、S&S製のオイルポンプに交換です。 が…
サイドカー付きの整備性を見誤り、超苦戦…作業内容が同じでも全く勝手が違いますね。
納期もギリギリだったため、写真を撮ってるゆとりはありませんでした。悪しからず。
どうにか無事に作業完了です。オイル交換のついでに某コーティングも施工しました。
エンジン音が静かになり、軽やかなアイドリング、レスポンスの良さに驚かれていました。
この後、会津までツーリングとのことでしたが、安心してお乗り頂けたかと思います。
とても大事にされているので、今後もしっかりメンテして末永く楽しんで頂きたいです。
村上市のI様、ご依頼ありがとうございました。またのご来店お待ちしております。
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