1969年式XLCH アイアンスポーツリジッドオーバーホール＃3

毎度の調子で随分間が空いてしまった1966年式XLCH・アイアンスポーツリジッドのエンジンオーバーホールです。
ブログをサボってる間に、既に完成してしまったので事後報告です。
どこまで進んだか忘れてしまった方は、こちらの記事を読んで思い出してみて下さい。

引き続きケース周りの作業です。オイルポンプのベース面。

ボルト穴の端部がせり出しているので面出しします。

面出し後…小さな歪み、細かな傷などが無くなり、ビシッとした面になりました。
特別な原因が無ければ、この作業でオイル漏れはだいぶ軽減できるかと思います。

その他、シリンダーベースやカムカバーなどの合わせ面も面出しを行っています。

次は…工具を作るところから。

回す相手が大きな『―』マイナス溝の頭なので、それに合わせてカラーを削って、

出来上がった頭を要らないソケットに溶接。

これだけだと強度が怪しいので、簡易的に焼き入れして硬度を上げ、

こんじぇもか、こんじぇもかっ…と力を掛けると、

工具が折れたので、部品の裏にナットを溶接して回して抜きました。
ウキウキで工具作ってた俺の1時間返して(泣)

ちなみにこちらの部品、ミッション・プライマリー側からの内圧をクランク側に逃がすためのワンウェイバルブです。
この部品が逝かれてると、クランク側のオイルがミッション・プライマリー側に逆流します。
エンジンオイルの減りが早く、ミッションオイルを抜いた際に量が増えてる、黒っぽく汚れている場合は、この部品が原因です。

クランクのドレンボルト以外に、リア側のエンジンマウントのねじ山が壊れていたので修正します。
エンジンマウントが割れていたのですが、このねじ山が壊れていたのが原因かと。