FCE(Fork Cartridge Extension)とは
XL1200Sの39mmアジャスタブルフォークに、通常モデル用インナーチューブを流用してフォーク延長を可能にするパーツです。
純正の調整機構も生かしたまま延長したい!という拘りを持つ方にお勧めです。
※現在、部品単体での一般小売りは行っておりません。
作業をご希望の際は当店、もしくはお近くのハーレー専門店へご相談下さい。

FCE本体の取り付けは、基本的に純正アジャスタブルフォークの作業工程と同様です。
この記事では純正マニュアルの内容を前提に、FCE装着に伴う追加の要点を解説します。
標準仕様インナーチューブの加工
アジャスタブル仕様と標準仕様ではインナーチューブ先端の構造が異なります。
標準仕様にはバルブが内蔵されているため、流用にあたって取り外しが必要です。

旋盤等を用いて先端のバルブかしめ部分を削り取ります。
かしめ部分を切削したインナーチューブ。

左右で全長が大きく異なると油面調整工程に影響します。切削量/全長を揃えて下さい。
チューブ上部からSST”適当な棒”を差し込み、軽く叩けばバルブは抜けます。

これでアジャスタブルフォークへの流用が可能になります。
FCEを減衰調整バルブとカートリッジに装着する
FCE本体をバイス等で固定し、純正の伸び側減衰バルブを装着します。
この際のバルブ位置決め方法については純正マニュアルをご参照下さい。

画像のように付属のワッシャーとナットを通してロックします。
ナットは面取りの無い方をワッシャー側に向けて取り付けます。
カートリッジのロッド部分をバイス等で固定します。締め過ぎによる変形にご注意下さい。
シャフトホルダーがあると、より確実に固定できます。
FCE内部がロッド端面に突き当たるまで軽く締め込みます。

純正のナットでロックすればFCEの装着は完了です。
油面調整
油面調整までの組み立てについては純正マニュアルをご参照下さい。
フォークオイルの粘度は純正タイプE相当(40cSt前後@40℃)の物をお勧めします。
ヘビーデューティータイプも使用可能ですが、オイル自体の粘性抵抗が増える分、減衰調整の幅が狭まりますのでご留意下さい。
フォークオイルを注入後、油面調整ツールを用いて油面を調整します。
基本的には純正規定値を基準にして良いと思います。

延長量に合わせて油面高さを補正すれば、エアバネ特性に影響は無いように見えます。
ただしFCEや延長スペーサー等の追加部品の体積により、実際のエア室容積は変化します。
最終的には車体構成や乗り手の好みに合わせて調整して下さい。
スプリングとカラーの組み付け
スプリングをセット後、キット付属の延長スペーサーを追加して組み立てます。
延長スペーサーの追加位置に指定はありませんので、使用する工具に応じてスプリングを圧縮しやすい位置に純正スペーサーを配置して頂いて結構です。
ただし、ワッシャーは純正同様にスペーサー部の上下へ配置して下さい。

画像ではTECHNIX社のフォークスプリングコンプレッサーを使用していますが、延長量によってはピン部の加工、もしくはハンドルタイプのSSTが必要になる場合があります。
当店では個別に工具選定のご案内は行っておりませんので、予めご了承下さい。
大まかではありますが、以上がFCE装着時の要点となります。

冒頭でも記載の通り、現在は部品単体での一般小売販売は行っておりません。
当店へ直接ご依頼頂くか、お近くのハーレー専門店へご相談下さい。
遠方の方はフォーク単体でお送り頂いての対応も可能です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
整備に興味のある若者、募集中!
ハーレーに限らずバイクが好きな方、
将来メカニックを目指したい方を歓迎します。
未経験でも大丈夫。基本から丁寧に教えます。
実作業を通じて知識も技術も身につきます。
興味のある方は、ぜひ気軽にチャレンジを!
👉 関連記事:アルバイトさん募集【再掲】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
新潟県新発田市のハーレー専門店
オーバーロードマシナリー
Overload Machinery
通常営業:土曜・日曜・祝日(平日要予約)
営業時間:10:00~18:00
For Sale!!


