2009年式XL1200N・ナイトスターのカスタムのご依頼を頂きました。
Galleryにも載ってるこの車両です。
現行型にしては十分形になっていると思いますが、更にイメチェンです。
今回はタンクやハンドル周り、配線などを弄っていきます。
毎度ながら、インジェクションモデルは配線がカオスです。
一通り仮組みしてみました。
タンクはXL1200X・フォーティーエイトのレプリカを使用し、前上がりでマウントします。
純正マウントのまま前を上げるとメインチューブが丸見えになってしまうので、
シートの引っ掛かりを兼ねたリア側マウントは一度切断して、
ステー部分がメインチューブにぴったり沿うように角度変更。
溶接。
ボルト穴が支点となりタンクとフレームに隙間が空いてましたが、タンクの端が支点になったことで限界まで隙間を詰めることが出来ました。
フロント側のマウント。
大きなステーがタンクのラインを殺してしまうので、バッサリ切ってマウント位置を変更します。
余談ですが、新品とは言え、溶接部周辺はかなり歪んでいるのが分かると思います。
ということでワンオフ品より塗装前の下地処理が大変です。
マウントの話に戻りますが、タブを生やしてボルト1点留めにします。
隙間の空いたトンネル部分は板を張って隠しますが、この板は肉厚が薄いためにタブを直接溶接することが出来ません。
強度確保のためにステーはタンクの底板から伸びる構成にしました。
タンク小型化+前上がりで、実際に使用できるガス容量はかなり減少します。
少しでも容量を稼ぐためにはキャップ位置の変更が効果的。
もともとのバングを削って、
分離してしまった部分は溶接で繋ぎ直し、
キャップが入る部分も切り出した板を張って、
溶接。
最後に新たなキャップを溶接して、
完成です。こいつを装着すると、純正から比べて相当印象が変わると思います。
溶接による歪みがかなり有りますので、あとは塗装屋さんに下地処理を頑張ってもらいます(笑)
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