1983年式FLH タイヤ交換ほか

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1983年式FLHのタイヤ交換とホイールベアリングの整備をご紹介します。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換1

前後ともにタイヤが完全に硬化して要交換です。
加えて、しばらく走行すると、キィ~…キィ~…という断続的な異音が発生します。

 

異音はフロント右側から聞こえるようなので、原因は恐らくメータードライブユニット。
ただし、音の発生源は予想と異なる場合も多々あります。
まずは非分解で点検できるローターの歪み、ブレーキの引き摺りを確認。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換2

どちらも問題無いので、いよいよメータードライブを取り外し。
単体にして手で回してみると、ガリガリと引っかかるような手応えが有ります。

 

分解してみるとグリスが劣化して固化しています。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換3

このグリスが抵抗になり、焼き付き気味になって音が出ていたのでしょう。

 

しっかりと洗浄してグリスアップ。特に軸受構造は無く、部品同士が直接接触します。
摩耗防止のために、特殊な表面処理も施しておきました。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換4

古い物とはいえ、安価な社外品に比べると純正品は高品質です。
壊れる前にメンテナンスすれば、寿命を延ばして調子良く使えます。

 

普段は片側ずつ作業しますが、今回は前後同時にホイールを取り外します。
オーナーさんが一度持ち帰って清掃してくるそうです。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換5

汚れ=風格と勘違いする方も多い昨今ですが、機械として良い状態を保つために、主要部分の手入れは欠かせません。清掃はその第一歩。

一言で清掃と言っても、本気でやると手間が掛かります。その手間を惜しまない姿勢。
そんな愛車への接し方が垣間見えたとき、自分のバイクのことのように嬉しく感じます。
まぁ恥ずかしいので、いちいち口には出しませんが。

 

ということで、

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換6

愛が有れば、この腐食もキレイに落とせるはず!

 

と、オーナーさんにホイールを預けて数日…新品のようになって戻ってきました(驚愕)

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換7

残念ながらベアリングはダメージ有りで要交換です。
リペイントされたホイールを傷めないよう、特殊工具でベアリングレースを抜きます。

 

新しいレースを特殊工具にて圧入。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換8

実はこの年式は専用キットがラインナップされている訳ではありません。
本体を傷付けずに正確に圧入するため、必要部品をワンオフして対応しています。

 

ベアリングを入れ替えるとクリアランスの再調整が必要となります。
テーパーローラーベアリングのクリアランスを決めるのは、ベアリングの間に入るカラー。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換9

旋盤でカラーを削ってクリアランス調整…ではありません。

 

後期方式のシム調整式にアップデートします。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換10

1/100mm単位でクリアランスの微調整を可能にします。

 

ブレーキローターとダイヤルゲージを装着してクリアランスを確認、調整。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換11

適切に調整することで、耐久性はキープしつつ、走行時はスムーズに動くようになります。
細かい話ですが、ブレーキやサスペンションの動きにも影響が出る部分です。

 

クリアランス調整が済んだところでタイヤを装着。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換12

今回はミシュランのコマンダーⅡをお選びになられました。

 

フロントは普通にホイールに納まりましたが、

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換13

リアはエアが漏れるばかりで、なかなかタイヤが膨らみません。
タイダウンで外周を締め付けて何とかなりました。ミシュランはこのパターンが多いです。

 

組み付け後はホイールバランサーにてバランス取り。
通常0gの完全バランスで仕上げますが、今回は5gのアンバランスが有ります。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換14

スポークがリムまで張り出していて、ベストな位置にウェイトを貼れないためです。
とは言え、100km/h程度では全く振動が出ないレベルなので、心配は要りませんよ。

 

最後にベアリングをグリスアップ、シールを取り付け、車体に戻して作業完了です。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換15

ホワイトリボンが無くなり、スッキリとした見た目になりましたね。
以前と比べて外径が小さくなり、ローダウンされた車体が更に低くなっています。

 

パターンは現代的ですが、以前のダンロップと比べても特に違和感はないでしょう。
比較的硬めのタイヤで、トレッド形状もしっかりRが付いています。

1983FLHタイヤ&ホイールベアリング交換16

軽く左右へ切り替えしでき、剛性感も合わさってFLHらしからぬコーナリングを楽しめます。
メータードライブユニットの分解整備で、異音の問題も無事に解決しました。

そして、当店一押しの某コーティングで乗り味の変化を体感して頂きました。

新潟市よりお越しのT様、毎度ありがとうございます。今後の更なる変化をお楽しみ下さい。

 

 

ついでに…以前修理したソレノイドの接点。

1983FLH スターターソレノイド修理

バッテリー電圧が下がるほど接点のダメージが増えます。
特にこの時期のバッテリー管理は重要ですから、ご注意下さいね。

 

 

 

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