営業最終日となりました。年末らしく非常に冷え込んでおります。
本年最後の作業紹介は、1977年式XLH1000です。今までの修理をまとめてご紹介します。
先程まで普通に回っていたスターターが急に空回り。原因は歯が大きい方のギアです。
このギア、一方向にしか回転しないワンウェイクラッチという構造になっています。
このクラッチがダメになると、スターターからの動力を伝えられずに始動不能となります。
旧車だけでなく、エボやツインカムでもちょいちょい起こるトラブルです。
先程まで普通に操作していたクラッチ。出先で突然レバーのテンションがゼロに…
クラッチケーブルが切れると当然クラッチも切れません。走行中だと焦りますね。
まずは落ち着いてIGオフにしましょう。エンブレも効きますし、ごく普通に停止できます。
変速はクラッチを切らずに可能です。ただしミッション内部のギアが回転する必要が有ります。
停車状態では変速しづらいので、車体を前後に動かしながらシフト操作すると良いでしょう。
先程まで特に異常無かったのに、試運転後に突如ポタポタと滴るオイル…
ラバーマウントが切れてオイルタンクが下がり、オイルホースとチェーンが接触してました。
もともとホースとチェーンの間が広いので、擦り傷程度で済みましたが…危ないです。
納車時に新品に交換していますが、今後は定期的にチェックした方が良いですね。
思い返すと色々ありましたね(笑) こういう積み重ねを経て壊れづらくなるんです。
今回紹介したトラブルのように、突発的に起こるトラブルは回避しづらいですが、日々の点検で部品の寿命を延ばしたり、予防整備で故障リスクを下げることが出来ます。
修理&整備完了で、今まで以上に調子が良くなりました。
この良コンディションを維持するために、某コーティングを施しておきました。
気持ち良く吹け上がるうえに、始動性もアップしてオーナーさん絶賛です。
近日紹介…と言って紹介しないパターンなので、気になった方は是非お試しあれ!
今年は12月も天気の日が多くて、バイク乗りには良い年でした。
市内のNさん、毎度差し入れありがとうございます。来年もたくさん走りましょう!
新潟県新発田市のハーレーカスタムショップ
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