クランクケースのクラック修理です。
こちら、1956年式KHKのクランクケース。
プライマリーチェーンテンショナーのマウント部、上下ともにクラックが。
かなり深いクラックでしたが、進行した部分は全て削り取りました。
そして溶接肉盛り。
普段目に付かない部分なので、特に見た目は拘らずに仕上げ。
純正とほぼ同じように見えますが、以前よりは耐久性のある形状になってます。
次、1979年式FLHのクランクケース。
リアエンジンマウント右側。クラックというより欠けですね。
こちらも肉盛り。
そして整形。
こちらは多少見た目も気にした仕上げに。この後フライス盤で面出しが必要です。
まぁ最後にブラスト当てれば、溶接修理したようには見えないでしょう。
たかだか数枚の写真と共に記事にすると、さほど手間の掛からない作業のようです。
しかし、様々な下準備を含めると作業範囲の割にかなりの時間を要します。
何より替えが効かない物なので、万が一のミスも許されません。かなり気を使います。
見た目の変化は乏しいですが、実はこういった作業の方が難儀だったりします。
まぁ、読んでくれた人にこの気持ちの2%くらい伝わったらラッキーですな。
これが自分の仕事なので、手間が掛かって当たり前、いちいちアピールする物でもないと思ってますが…たまには知ってもらいたい時もあるもんで。
いつも以上に偉そうですみません(テヘペロ
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