1979年式FLH エンジンオーバーホール#2

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1979年式FLH、ショベルヘッドのエンジンオーバーホールの続きです。
前回はヘッド周りの作業でした。今回はクランクケース周りの作業です。

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール13

この車両のクランクケース、マウント部リア側は欠損していました。
フロント側はボルト締めすぎのせいか、0.5mm強も座面が凹んでしまい要修正。

 

ケースの修正が済まないと何も先に進まんなぁ…と思い、

1979FLH クランクケースクラック修理3

マウントの修理を行ったのですが、

 

致命的な問題が。ケースが温まった状態だと、アルミに鋳込まれた鉄部分が動いてしまいます。

ベアリングレースが収まる部分なので、ここが動く=クランクの中心軸が振れるということです。
心臓部なので超重要箇所ですが、鉄の上からアルミを鋳造して成型されているため、根本的な修理のしようが有りません。

本来であれば真っ先にチェックすべき箇所ですが、当時、作業の進行状況が思うようでなく、焦りのせいで段取りが逆転してしまいました。全くもって未熟であります…。
ケースは交換となりましたが、マウントの修理費用と相殺し、かつ特価にてご提供させて頂きましたので勘弁して下さい(;´Д`)

 

で、新品のS&S製クランクケース、このような状態です。

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール14

外側から内側に向かって、ケースの合わせ面が常盤から浮いています。

 

要修正かよ↓…と落胆しそうなところですが、よく見てみると、

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール15

シリンダーデッキ面も外側から内側に向かって隙間が空いています。
そしてケースの合わせボルトを締めるとデッキ面は平面となります。

デッキ面の切削跡から分かりますが、成型時にはケース左右を合わせて加工しています。
左右分割のケースは締め付けトルクによって変形が発生するためで、実働時の歪みを考慮しての加工という点では、シリンダーボーリング時のトルクプレートも同じですね。

ケース下部では合わせ面の面積が大きく変形は少ないですが、シリンダーボア周辺では合わせ面の面積が少なく、変形量も大きくなると思います。
締め付けトルクが掛かっていないケース単体で、合わせ面の平面を出すと、デッキ面の平面にも影響が及ぶと思われるので、面出しは切削跡の均しやバリ取り程度に留めておきました。

 

で、ピニオンベアリングのクリアランスをチェックして、次はカムカバーのブッシング周りに。

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール16

ブリーザーのパイプが当たってカムカバーが装着できません。

 

カムカバーが装着できるように加工後、

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール17

カバーの面出し→ブッシング圧入→リーマーで内径&ライン出し。

 

純正Hカムは軸の段付き&カム山虫食いのため、S&S製Hカムに交換。

ギアのバックラッシュを調整し、丁度良い回り具合に。

 

オイルポンプはフィード側、リターン側ともガリガリに抉れていました。

1979年式FLH ショベルヘッドオーバーホール18

S&S製に(ry

 

つづく。

 

 

 

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