かなり間が空きましたが、前回の続きです。
関連記事:1980年式FLH エンジンオーバーホールほか#2
#1参照。問題だらけだったオイルポンプをS&Sの新品に交換します。
関連記事:1980年式FLH エンジンオーバーホールほか#1
以前にも数回ありましたが、シールが傾いて定位置に収まっていません。
シールを抜いてみると、
圧入ミスなのか、本体の淵が変形しています。
メーカー品と言えど海外製品なので、仕上げが雑な場合も多々あります。
本体を修正してシールを入れ替えました。
#2参照。ボルト座面が欠けていたタペットブロックをフライスにて修正。
関連記事:1980年式 FLH エンジンオーバーホールほか #2
あまり掘り過ぎる訳にもいかないので程々に。
タペットは国産のローラーに打ち換え。
カムカバーもボルト座面が座屈していたため、フライスにて修正。
要所要所でワッシャーを入れて組みましょう。
クラックをパテで修正されていたブリーザーのスロット周辺ですが、お客さんと相談の結果、今回は現状のままということになりました。
ブリーザーギアはS&S製でしたが、純正と同じ形状のJIMS製に変更。
虫食いだらけだったカムはS&S製のHグラインドに交換。
今回のカムは純正ギアへの打ち換え不要でOK。
カムシャフト・ブリーザーギアともに、エンドプレイはダミーのカムカバーを作ってダイヤルゲージで計測、調整しています。
この方法じゃないとブリーザー側が結構面倒なんですよね。
それと、カム山の開閉タイミングも確認してから組んでます。
純正・社外を問わず、個体差でかなりの誤差があります。
簡易的にタイミングを計れそうなギアの打ち替えツールがありますが、あれもツール側の誤差が大きく信頼性に欠けるので、手間ですが一つ一つ計るに越したことはないですね。
そんなこんなでカムカバーまで装着しました。
カムカバーの純正ボルトは全部ナメていたので交換しましたが、ポジドラ(+みたいな頭のやつ)は規格が違うので、DIYの場合でもプラスドライバーで回さず専用工具を買ってくださいね。
続きます。
関連記事:1980年式 FLH エンジンオーバーホールほか #4 【長文注意】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ハーレーについての技術・知識を磨いてみたい若者を募集中!
経験・知識がなくても優しく丁寧に指導します(マジ)
お小遣いもGETできるので、まずはチャレンジしてみませんか?
関連記事:アルバイトさん募集【再掲】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
新潟県新発田市のハーレー専門店
オーバーロードマシナリー
Overload Machinery
通常営業 土曜・日曜・祝日のみ
営業時間 11:00~18:00
HP:http://overload-machinery.com
Blog:http://overload-machinery.com/blog
E-mail:こちらから
所在地&TEL/FAXはこちら
For Sale!!